苦悩とケアの人類学 ― サファリングは創造性の源泉になりうるか?

苦悩とケアの人類学
目次
序章 サファリングは創造性の源泉になりうるか? 浮ヶ谷幸代

第一部 不確実性が生み出す苦悩
第1章 「リスク」と「あいまいさ」を生きる身体――出生前検査をめぐる調査から 菅野摂子
第2章 慢性の病いと〈揺れ〉――ある成人先天性心疾患者の生活史経験から 鷹田佳典
第3章 偶然と必然のあいだを生きる――苦境に関する一考察 近藤英俊

第二部 社会的苦悩とケア
第4章 遠い場所――カナダ先住民サーニッチにとってのアルコールとそのサファリングとケアとしての居留地 渥美一弥
第5章 「耕されている場」でピアであり続けること――〈浦河べてるの家〉のピアサポートの活動から 浮ヶ谷幸代
第6章 人生を物語るということ――老いとともにあるハンセン病療養所入所者の生活史から 坂田勝彦

第三部 看取りと死をめぐるケア
第7章 自宅での看取りとそのサファリングの諸相――サファリングの創造性と絆の継承の視点から 相澤 出
第8章 ラオス低地農村部の看取りの現場におけるケアの連鎖――子どもの現場への関わりに注目して 岩佐光広
第9章 〝何もしないケア〟――タイ・エイズホスピス寺院における死の看取り 鈴木勝己
 *   *   *
第10章 「おぎゃー」と「お金」の間(あわい)――ケアにおける暴力性と創造性 加藤直克

浮ヶ谷 幸代 編
本体4,200円(税別)
2015年12月発行
A5判/344頁
ISBN978-4-7907-1672-3
生きる、老いる、病む、死ぬ――すべての人間の生に、サファリング(苦悩の経験)が伴っている。それを否定することなく、どう向き合い、生きぬくのか。国内外のフィールドから、苦悩の経験とケア実践のあり方を民族誌的に描き出す。

専門書 (人類学・民俗学)


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