境界への欲望あるいは変身 ― ヴィクトリア朝ファンタジー小説

境界への欲望あるいは変身
目次
序章

I 欲望

第1章 プリンセスでなくなるお姫さま
 ヴィクトリア朝童話の五人のお姫さま

第2章 芸術としての殺人
 『アーサー・サヴィル卿の犯罪』の手相占い分析

第3章 欲望の生産および達成メカニズム
 マリー・コレリ『サタンの悲しみ』における世紀末ロンドン

II 境界

第4章 肖像画の軌跡
 『ドリアン・グレイの肖像』におけるゴシック的空間

第5章 フラヌールの物語
 『ドリアン・グレイの肖像』を都市小説として読む

第6章 紳士のような猿、もしくは猿のような紳士
 『ジキル博士とハイド氏』における嫌悪の分析

III 変身

第7章 宿命の人魚、メアリ
 『メアリ・バートン』のファム・ファタル考察

第8章 『不思議な訪問』の文明化された空の妖精
 ヴィクトリア朝ゴブリン童話の比較考察

第9章 「終結」から「非・終結」の感覚へ
 一九世紀末文学における「終結」の考察


あとがき/初出一覧/索引

桐山 恵子 著
本体2,300円(税別)
2009年 1月発行
四六判/232頁
ISBN978-4-7907-1379-1
ワイルドとコレリが愛したロンドン。お姫さまが働き、ゴブリンが飛び回り、サタンが紳士に、紳士がサルになる……著名な作品のみならず、ベストセラー作家コレリの小説におけるファンタジー的諸相を読み解き、19世紀イギリスの虚実をあばく。

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